池袋で深夜の道案内

どーでも良い話です。

細かいミスが見つかったりなんだりで、ちょっと帰るのが遅くなった深夜2時。
暑がりの自分がちょっと肌寒く感じる、小雨降る池袋。

久しぶりに、親子丼かな?
と思いながら、会社の近所のなか卯を目指して歩いていると、
向かい側から、東南アジア系のお顔立ちの外国人が歩いてきた。
何故か、少しずつ近づいてくる。
正直、池袋は治安も良くないし、条件反射的に体が強張った。

もうすぐ、なか卯だな、店の中には来ないだろう…
と思っていたら、その外国人が急接近!

わ、なんだ!?と更に緊張しながら、スルーしようと思っていたら

「ス・・・スミマセン・・・」

と片言の日本語。
あれ?と思っていたら、明らかに困った顔をしている。
長い距離を歩いたのか、傘をさしているのに洋服はかなり濡れている状態。
さすがに何か困っているのかと思い、

「どうしました?」

と聞いてい見たら、

「サンシャイン・・・ホテル・・・ドコデスカ?」

とのこと。
困った人の表情は万国共通。
別にいい人ぶる訳じゃないけど、かわいそうだったので、

「一緒に行きますよ。
あ、えーと、ゴー、ウィズミー!」
と言ったら、

「アリガトゴザイマス!」

と満面の笑みで答えてくれたので、なか卯をスルーして、一緒に行くことにしました。

歩いて5分くらいの距離、サンシャイン60は見えるけど、サンシャインプリンスホテルは見えない位置関係。
誰かに書いてもらったと思われる、ホテルまでの地図が描かれたメモは、雨でぐしゃぐしゃ。
メモには、ファミリーマートとホテルの位置が書かれた地図が。
「ファミリーマート・・・ホテル・・・」
とつぶやく彼。
でも、サンシャイン周辺には、ファミリーマートが何店もある。
「ファミリーマート・・・メニー」と笑って答えると、
「オォ・・・」と落胆する彼。
「Speak English?」と聞かれるも、
「ベリー リトル」と答える俺。
「ワタシ ニホンゴ ベリーリトル」と笑顔で答える彼。
彼の気遣い、ハンパない。

雨の中、片言の英語と片言の日本語で会話。
「ワタシ シンガポール アシタ シンガポール」
どうやら仕事の研修か何かで日本に呼ばれていたらしい。
FUEL、FUEL言っていたので、石油関係か何かなのでしょう。
「日本語上手ですよ!すごいですね!」
というと、照れくさそうに笑う彼。

サンシャイン60を指さして
「Hotel?」と聞く彼。
「ノーノー、バックサイド、もう少し」というと、
「ハァ…」とため息交じり。
やっとサンシャインプリンスが見えてきて、
「あれですよ!」と指を刺したら、
「オォ…」と安堵の表情を見せてくれました。
一番近くの交差点で、このまままっすぐだよと教え、
僕の家はこっちだから、ここで帰るねと言ったら、
笑顔で

「アリガトウゴザイマス」

と手を振りながら、ホテルへ向かっていきました。

昔からおせっかいな俺。
困ってる人には何かしたくなる。
でも、なんか、そういうの避けてたんです。
かっこつけてる風に思われたりするの嫌で。
でも、なんかしたくなっちゃう。
今日は、しちゃった。
結果、彼が嬉しそうだったから、それでいいかなと。
あんまり深く考えすぎは良くないなと思わされました。

そんなことに気付きながらも、
ふと、自分の今の状況とか環境とか、今までの事とか色々考えちゃって、
「何やってるんだろうな」と
急に人生の反省をしてみたり。

彼とのちょっとした出会いで、気づかされたり考えさせられたり。
そんな切っ掛けになった出来事でした。

明日の夜は何食べようかな。

おしまい。

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